日々是精進

基本的に、ひとりごと。

This is 嵐にありったけのありがとうを

昨年末は、嵐の活動休止にかかる怒濤の露出を迎え、テレビ番組を追いかけることがもはや不可能となっていた。リアルタイムで見れるものは見るようにしていたが、尺の長いものが多かったので、まだハードディスクにたくさんの思い出たちが残っている。いつか、これをすべて消化してしまった時、どんな気持ちになるのかな、と思ったりはする。

そんな折ではあったが、移り気なわたしは、今応援しているTravis Japanの年末の動向を気にしては、あがったり下がったり、勝手に忙しくしていた。病欠が1名いるものの、その他のメンバーは年末まで仕事を続けているようだった。年末のいろいろな番組の出演者に、後輩Jr.の名前は出てくるものの、彼らの名前を見ることがなかったことと、口には出せないリハーサルを重ねている雰囲気を感じていたため、わたしの中では、勝手にトラジャは嵐の配信コンのバックにつくに違いない、と思い込んでいた。だけど、嵐が果たして休止前最後の公演にバックをつけるのかどうなのか、ついたとしても、アラフェスでは、自分でもバックいらね、って思ってたくらいだから、嵐のヲタ層に叩かれるんじゃないか、とか、今思えば恥ずかしくなるくらいに、本当に余計なことばかり考えていた。31日は、例年どおり実家で夕食をいただいたが、時間が気になってしょうがなかった。幸い早々に息子が帰宅したがったので、これ幸いと帰宅し、PCの前に座り込んだ。10分前くらいになってしまったが、何回か読み込んだら待機画面につながった。

 

ついに、この日が来てしまった。

 

ワイルドアットハートからの始まりは予想外だったけど、2番を歌い始めて意図を理解した。初っ端から、泣いた。このライブの選曲は、歌詞優先みたいなところがあって、だからこそ泣きどころも多かった気がする。そんなにコアな曲はなかったけど、大事な曲や、歌詞が今の状況に合っている曲たち。ステゴーやピカダブ、台風にマイガール…彼らからもらった、たくさんの宝物だ。

タワーから降りた彼らの向かうメインステージをみて、まず思ったのは、絶対にJr.出る、と。5人だけで使うには広すぎる。一気に胸が苦しくなった。最後の嵐さんのステージで踊る自軍が見たい気持ちと、今までずっと嵐コンを支えてきたお兄さんJr.たちをやっぱり見たいと思う気持ちと。もし自軍が出るのなら、少しでもいい位置にいてほしいけど、元宇宙とMADEの子たち、何ならふぉゆとかも含めて、昔からの嵐ファミリーが出てくるなら、それはそれで納得できる。急にそんな気持ちにもなれた。しかし、結果はわたしの想像を越えていた。トラジャはすぐに見つけた。トラジャだけでなく、東京Jr.のグループ組んでる子達のうち、深夜の年齢制限にかからない全員(病欠は除く)が、ステージに立っていた。はっきりと豪華だった。それを見て、アラフェスのとき、バックをつけることへの批判に対して翔さんがくれた言葉を思った。彼らは1人でも多くのJr.に、嵐の現場を経験させようとしてくれたのだと思った。このライブはツアーじゃないから、日程調整は比較的余裕、さらにカウコンもないからJr.暇じゃん?だったら、みんなで嵐を肌で感じてほしい、という心意気だったんじゃないかな。嵐だけでのライブを思っていた皆さんには申し訳ないな、と思うけど、Jr.の子達の様子を見ていても、これは泣けるほど貴重な経験となったんじゃないかと思うから、嵐さんには感謝しかない。配信ライブだから、カメラに映らないときは基本誰にも見られないはずなのに、誰しもが、端のほうでも全力で楽しそうに踊っていたように思えたのが何よりの証拠だ。お着替えと移動の間隔に、出演Jr.グループの紹介までしていただき。経験だけでなく、見せ場まで作ってくれた嵐さんの優しさに、泣いた。

さらに、紅白の中継もよかった。出るかな、とは思っていたけど、君のうたの途中から、とらちゃんが単独で出てきた。1人欠けているのをひしひしと感じるフォーメーションだったけど、紅白で見るとらちゃんのダンス、今年最後の晴れ舞台も、素晴らしく美しいダンスだった。顔もしっかりわかるくらいの画角で映してもらえたこともありがたく、性懲りもなくまた泣いた。そして、次の曲になって控えてた他のJr.の子たちが出てきたら、自分らは端っこのほうによけてるとらちゃん達がいじらしくて、これまた愛しくてたまらなかった。それを見て、来年は、この子たちをしっかりと支えていけるおたくになろう、と思った。

 

ただ、その半面。いつもの嵐バックメンバーの姿はなかった。彼らは今年、ユニットを解体する憂き目にあっているから現在は無所である。仕方のないこと、と納得しつつも、アリーナコンの時代からずっと嵐と一緒に見てきた彼らの姿がないことは寂しく感じた。

 

しかし、しかしだ。まさかの展開で、それを回収してくれた嵐がいた。その人は、普段あまり感情を表に出すタイプの人ではない。だが、今回の挨拶では、珍しく感情がよく見える挨拶をしていた。挨拶については別に書きたいと思うので、ここではそのコメントのみ。二宮和也は、バックJr.にこんな感じの言葉を残した。

これからは、君たちも、嵐みたいになりたい、じゃなく、自分たちで、応援してくれる人たちと一緒に、自分たちのかたちを作っていってほしい。

この言葉は、ストレートに下の子たちに届いたようだった。あたしが個人ブログを読んでるJr.の子だけでも、数名がこの発言について言及していたし、その言葉通りに受け取ってもらえているようだった。あの和ちゃんがねぇ…なんて思ってはいけないけど、そんな気持ちになって、少しこそばゆい気持ちにもなった。近所のおばちゃん感半端ねぇ。

そしてそして。とっておきのウルトラCも放ってくれた。いつも主力でバックについていたメンバー、旧宇宙と旧MADEの子たちは、今回嵐の影武者としてコンサートに参加してくれていた、と。僕らが忙しくてリハに出れないとき、5人が代わりにやってくれていた、と。名前まで呼んでくれた。ここでわたしは号泣せざるを得なかった。名前を呼んでもらえたことで、影武者として役割を全うした彼らは確実に救われたし、彼らを応援している人たちにも響いたはずだ。事実、その後ISLANDTVで5人が動画をアップしていた。呼んでもらえなければ、そのようなかたちで動画をあげることもままならなかったのではないか、と思う。二宮氏のそんなところがやっぱり好きなんだよなー、って、改めて思った。

 

ここまで、ほぼコンサートの感想を書いていない。ここからは、嵐さんのことを書きたいと思います。他所からセトリをいただいてきたので、その順に。

 

ワイルドアットハート

サクラ咲ケ

SHOW TIME

(Jr.が出てきたへんから動揺しててしばらくあんまり記憶ない)

PARTY STARTERS

挨拶(松本潤二宮和也相葉雅紀大野智櫻井翔

言葉より大切なもの

GUTS!

(高橋優斗くんが、真ん中で張り切って踊っていてとても美しかったという記憶。ゆうぴー足長いよね、超絶スタイル良い。)

風の向こうへ~Jr.紹介

(トラジャ→HiHi→美→侍→インパク→SP)

いつか秒針の合う頃

(鏡張りの部屋のようなところで歌う演出は、配信ならではの雰囲気でよかったな)

つなぐ

Turning up

(ステージに戻って、白衣装のオールJr.と。この曲、最近の曲の中でダントツ好きです。めっちゃ幸福感ありません?宮近くんは中段でキャップかぶってました)

Do you…?

MC

明日の記憶

One Love

(この曲だけは要らんかった←)

Love Rainbow

step and go!

(ステゴーも、2番まで歌うととてつもなくエモい曲なんだと思った)

エナジーソング~絶好調超!!!!~

(紅白)

Whenever you call

台風ジェネレーション

(ここで台ジェネ持ってくるのはさすが!)

PIKA☆☆NCHI DOUBLE

(CGで、往年のPVを再現していたり。翔さんがラップ詞を少し変えていたり、とにかくエモい演出ばかり)

君のうた

(当日は、このへんで止まった…)

A・RA・SHI

(スケスケのオマージュ衣装で登場。かっこいい衣装だった。)

Monster

(バックに、トラジャが、ついていた…。もっと長く歌って欲しかったけど、あたしが息絶えてしまうと困るからちょうどよかったかも)

迷宮ラブソング

マイガール

Happiness

感謝カンゲキ雨嵐

(サプライズで天井にメッセージが流れ始めたときのメンバーの表情が、とてもとても良かった。特に松本さん。最後までずっと見ていたよね。)

メッセージ・挨拶(櫻井・大野・二宮・相葉・松本)

The music never ends

(人魂みたいなのはちょっとどうかと思った)

Love so sweet

(最後がこの曲なのは、変わり目を見てきたおたくとしては納得です。流れが完全に変わったのは、ここからだった。)

 

わ、わ。あんまり感想がない。びっくり。どうしても配信は周辺環境が悪くてながら見になっちゃってるのと、バックがいるときはそっちに気をとられまくってたということかな。むしろ、とらちゃんがいつ映ってた、宮近がどの辺にいたとかのほうが記憶あるかも。あとは、白状すると、アルバム買ってないです。曲ってこれだけだったっけ、なげちゅーして、とかやってたのはラブレインボーあたりだったっけ?迷宮だっけ?全然記憶がない…

まあ、総じて楽しかったんですよ。とてもよいコンサートだった。さすが松本潤って感じの、ストレートに感謝を伝える事に徹した完璧な配信だったんじゃないかと思います。

 

とても印象に残ったのは、最後の最後に翔さんが泣いちゃってたこと。彼が堪えきれなくなるなんてよっぽどだな、と思えて苦しくなった。あの翔さんをみて何も思わない人はいない、と思うくらい印象的だった。きっと、彼のことだから、笑顔で消えたかったと思うんだよね。それが、あんな顔で泣いてしまうとは、いかに我慢していたかを物語るというか、衝撃的だった。あとは、やはり挨拶のことかな。思っていた以上に、大ちゃん以外のみんなは、本当はやめたくなかったんだな、って改めてわかった。普段なら、あんまり感情を出さない和也さんまでもが、嵐がなくなってしまう恐怖と戦ってることを話してて、私的にはかなり衝撃的だった。大ちゃんを気持ちよく送り出すことを第一に考えて、この2年間走ってきたんだね、偉かったね。最後に、本当の気持ち、少しだけでも私たちに見せてくれてありがとうね。

松本さんの夢の続きを見れるかどうかは、完全に大野智次第なのだな、と。大野さんは、ここまで、本当に長かったと思うのよ。でも、決めた期限まで、全力で走り抜けた。その清々しさたるやもう、何にも替えがたい、尊いお顔でした。

だから、あたしは再結成に関しては決して楽観的ではないかな。大ちゃんが、またやってもいい、って思える日は、果たして来るのかどうなのか?それ以上でも、それ以下でもない。本当にそれだけなんだ、ということ。たとえ来なかったとしても、これだけきれいな幕引きができたのだから…とは思えるくらいお見事でした。

でも、いつか。戻ってきてくれるなら、いつでも待ってる。嵐は、嵐でしかない。あなた方が、5人でなければ嵐じゃないと決めたのだから、そういうことなんだもんね。嵐の代わりなんてない。世の中は、彼らが2年かけて残した、『嵐はなくなった』という事実だけを受け取りながら進んでいくしかない。

 

継続にしたファンクラブからのメールは、活動を続けていくメンバーのお仕事情報。こうやって、少しずつ受け入れていくしかないのだと思う。さっそく訪れた相葉くんのピンチに駆けつけたのが相方の二宮さんだったのはほっこりした。失うけど、変わらないものもあるんだ。

 

21年間。産まれた子供が大人になるほどの長い時間だ。嵐を全うしてくれて、本当にほんとうにありがとう。嵐と出会えてよかった。相葉くんの言葉、嵐でよかったをそのままいただいて。

 

嵐のおたくでよかった。