日々是精進

基本的に、ひとりごと。

闇を突き抜けて

考えるのも嫌になるほど毎日病みの、もとい、闇の中みたいな日々で、精神的によろしくなくなってきたのを感じたので、現場を増やしました。今年はHiHiが出ないからやめるつもりだった少年たちへ。作品としても来年以降はどうなってしまうか危ういから、もっかい見ときたいと思って。

 

以下、ネタバレありますのでご注意ください。

 

今年はすのうまんのひかるくんが演出として参加。どんな感じなのかと思ったら、登場人物たちが魅力的になっていて、ちゃんと物語として楽しめた印象でした。理由も分からずいきなりケンカから始まるわけではなかったから惹きつけられたし、本筋は同じはずなのに、登場人物1人ずつの感情が鮮明で、より切なくて、感動した。わたしは人物描写が詳細なほうが好みなので、ひかるくんが創る世界、機会をいただけるならまた見てみたいとすごく思いました。

 

青赤の組分けは、なすかなふじ、うきたいりゅに3人ずつJr.くん加えて6人ずつ。役は日記記憶喪失が大昇くんで、赤のリーダーがりゅがたん、うきなすが元仲良しコンビで、ふじかなはその他という感じ。いちばん大きく違うのが、現代に日本で戦争が起こった後、全員家族や仲間のために略奪をして囚われているというところでした。徹底して悪役の看守長にも少年たちを憎む背景があったり、看守の1人が葛藤していたり、色々ななんで?が減って、内容に没頭できたから、ラストでほぼ号泣みたいな。内容知ってるのに不思議!

さらに、本当の最後のスクリーンの使い方が最高にカッコよかったんですよ、これは実際に見ていただきたい。でも、円盤も出ないよね…

 

また暗い気持ちになってきてしまったけど、美ちゃんたちの演技も良かったです。大昇くんの役はまさに適役で、彼の不思議と温かい感じが活かされていたなー、優しい気持ちにもなれました。うきなす担は二人の役どころにだいぶ昇天しただろうし、龍我たんは最後までノースリーブを貫くし。いけないところを探すほうが難しいくらい。強いて言えば、大昇が死んだあとの歌たちは、まだまだ伸びしろありますよね、くらいかな。あ、自担は居ませんが、美ちゃんでは大昇くんと龍我くん推し気味です念のため。Jr.くんたちも、この1年で名前を覚えた子たちがどんどん成長していて眼福でした。実は、ミラボ入ろうと思ってたんだけど、身近にコロナが出て自由が利かなくなって諦めてて。やっぱ行きたかったー、と思ってしまったくらい。ちいのくん良いですよね。歌うときにすごく口を大きく開けて歌うのがすき、手足も長すぎて頭も小さすぎる。

 

本編も大満足だったけど、ショータイムがまた良かったです。個人的に大好きなSing itから始まり、ウィルビーってやつで終わるから本当にこれ観にもっかい入りたい!って思ったくらい。ライブとは違うけど、あの近い距離であのキラキラを浴びることができるのってすごくいいですよね。外部の舞台ではショータイムないから、事務所主催の舞台が今後なくなってしまったら困るんだよ〜!本編とショータイムの構成って、ジャニーズと宝塚くらいしかあんまり見ないけど、見る側の満足度すごく高いから、色々変わっても、伝統を無くさないでほしいです。ショータイムでは、龍我くんがスタイルお化けで顔が美しくて見惚れてたのと、ひーくんの振り付け曲でなあくんが本領発揮してたのが印象に残ってます。内くんの曲にバックがついてたのも良かったし、最後に看守役の二人の頭をわしゃわしゃってしてニコニコしてたのも良かった。最後の曲の大昇くんのソロが前回から大好きで、今回もとっても伸びやかで良かった。大昇くんの歌をたくさん聴けるのも、満足度上がる大きな要因。彼にはもっともっと歌って欲しい。

 

色々変わっていく最中に、この公演を見られて良かった。変わることは悪いことばかりではない、と思うけど、変わらないで欲しいものもたくさんあるな、って思ったから。もしかしたら、美ちゃんのグループ名もNGになるのかも、とかも思うけど、彼らは正しく美少年だし、何も間違ってないとも思った。