日々是精進

基本的に、ひとりごと。

揺るがないもの

とらちゃんのRIDE ON TIMEの感想を毎回書こうと決めて、いちばん難しく感じたのが今回。まだ来週もあるから更新されちゃうかもしれないけど。書き始めるまでに見た回数はいちばん多いんじゃないかと思う。それでもまだ、どこをどう切り取ったらうまく感想になるのか、難しいなあ、と思っている。

EP3 Synchro 。彼らが武器、としているこのタイトルだからこそ、難しい。

 

シンクロは武器だけど、個性を封じてしまう諸刃の剣のようなもの、とはよく言われているから、当然当事者の目や耳にも入っていると思う。本人たちがどんな意識で取り組んでいるのかを垣間見れた、感じ。全員がシンクロについて話してたわけじゃないけど、特に揺るがないものを心にしっかり持っている二人に話を聞いてるな、という気はした。

中村海人さんは、このグループで前に進んでいくことに対して、揺るがない強い気持ちを持っている人、だと感じている。そんなうみちゃの強い気持ちを、仲間もわかっているだけに、コロナ感染による休養がいかに無念だったか、と思うと心がきゅっとする。今回、復帰後の映像があったのは、急遽差し込まれたのだと思うけど、とても印象的だった。いちばんやりたいことは?という質問の答えが、早くみんなと踊りたい!っていう回答だったこと。あまりにもうみちゃらしくてもうそれだけで泣けた。本当に、今後も体調の変化に気をつけながら、うみちゃの全身を使ったダイナミックなダンスを、心ゆくまで踊ってほしいし、そんな姿をずっと見ていたいと強く願う。

松倉海斗さんは、雑誌とか見ていて、他のメンバーからのダンス評が、憑依型、と言われている人。本人曰く、「僕の表現は、怖いと言われることがある」。感性豊かで、物語性を大切にする表現力を持っている人だと感じる。彼の表現方法からすると、シンクロダンスはロジカル過ぎて背反事象ともなりえる。事実、グループとしての魅力を高めるために、感情をある程度抑えているときもある、自分の個性が邪魔になるときもある、という言葉が刺さった。でも、自分の信念は持ち続けていく、という揺るがない強さ。その言葉のあとに差し込まれた千年メドレーの松倉さんのたましいが見えるような表現を見たら、自然と涙がこぼれた。トラジャに沼って、私の中でいちばん理解が進まなかった人が、実は松倉くんだった。最近になってようやく、彼についてくる色々なキーワードの意味がわかるようになってきた、と感じていたところに、このインタビューはかなり刺さったので、これからは松倉くんのさまざまな表現に、さらに注目していきたい、と思った。

そして、しめちゃんのイブ6の収録の様子もあってびっくりした。地元はね、出てみてはじめてありがたさがわかるところがあるよね。このエピソードをここに挟んだのは、平坦な道じゃなかったことを改めて意識させるためなのかなあ、と。必ずしも成功する訳じゃないけど、この仕事が好きで、仕事のあまりない苦しかった時期も乗り越えてくれたしめちゃん。しなやかさと強さを併せ持った、人間として尊敬できる人だな、と思う。そんなしめちゃんが楽しく過ごせる毎日を守る一端が、おたくの仕事にかかっているとなると、こちらも気を抜かずにがんばらなきゃと思える。

意識をシンクロさせれば、ダンスのニュアンスは多少違っても揃って見える。色々を乗り越えて新たな次元に突入したトラジャくん達の姿を、1日でも早く見たい。あたしは見れなくても、彼らをお客の前に立たせてあげたい。現状が本当に憎い。

 

今回のもうひとつの柱は、彼らが絶対的信頼を置く屋良朝幸さんとの関係。前シーズンの屋良さんとトラジャの回、ストにハマった当初にFOD入って見たはずなんだけど、残念なくらい記憶喪失になっている。宮近の悔し泣きを見たら、もう一度、宮近担としてあちらも見直さないといけない気持ちになった。いいよ、きっと終わったら全編見直したくなるからまた入るよ…脱線したが、2020虎者の最大のみどころのひとつでもあったHappy Groovyジャズバージョンの振付けは、屋良さんが担当していて、その様子に密着していた。配信で見たときは、いとも簡単かのようにシルクハットを操っていたけど、努力の賜物だったんだね。宮近くんが帽子を高く投げて、ノールックでキャッチしてるとこ、普通にすげーな、と思ってみてたけど、失敗しなくなるまでに、いったいどんだけ練習したんだろう、と思うと熱くなるものがあった。

しずやが言ってた、もっと精度を高めたいけど時間がない、というのはまさにジャニ舞台のジレンマだと思った。あなた方の作品はこれです、と渡されて、そしたらそれをやるしかないし、内容的にもなんかスゴいことばかりやらされるけど、これっていったい何なん?みたいな世界だと思うんだよ。でも、その圧倒的トンチキ感こそジャニ舞台の宿命な気もするし。

おたくの気持ちとすれば、ショータイムだけで全然いいの。だけど、それだとジャニ舞台じゃないの。トンチキで、なんかやたらスゴいことやってます、な感じをこなせないと主演舞台を持たせてなんてもらえない。

このあたりは、来週の内容にも関わってきそうな気がするけど、あたしは基本こんな気持ちで見ているかな。虎者は、今年は絶対現場で観るって、去年の配信みて心に誓った。この番組みたら、尚更行かない選択肢がなくなった。

今回は、会話はあまり映ってなかったけど、みやちの屋良さんへの信頼というかは、ハピグルの冒頭を二人でつけてるシーンだけでも、痛いほど伝わってきた。身近なところにこういう存在の方がいてくれるのは心強い。屋良さんからのとらちゃんへの信頼も嬉しいし、心強いしあたたかい。これからも、近い距離で彼らを支えてあげてほしいです。

 

このハピグルを、映像的に仕上げて、動画あげたらいいと思うんだよな~。って思ってる人は多いと思う。コンサート出来なくなっちゃってる今、どうかなあ。この動画作ったらめっちゃ反響あると思うよ。って、誰に提案してるんだか。

 

ちゃんとした感想文にはなっていない気がするけど、週が始まると書けなくなっちゃうのでこれで一旦あげます。読んで下さった方、薄っぺらな感想ですみません。

次回で最後。きっと、愛してやまないあの人がクローズアップされるはず。まだまだ見たことのない宮近くんを見られることを楽しみに、この一週間を生きていこうと思う。