日々是精進

基本的に、ひとりごと。

This is 嵐配信コンサートまでの1年間

This is嵐の配信ライブの感想を書こうと思ったら、なかなか本編までたどり着けず、絶望的な長さになってきたので、去年の振り返り部分までで区切ってみました。結果、かなり雑多な内容になっていますが、次のエントリと続きものと考えていただけたら。

 

スマヲタだったあたしが、嵐を好きになったのは2003年。初めてコンサートに行ったのは2004年の正月。それから幾星霜、時には行けないこともあったけど、毎年の嵐コンには、何とか参加させてもらっていた。今年も、こんな状況でなければ、何としても行っていたと思う。

まずは、2019年のあの日。年末に20周年のツアーが1年延びて、嵐は大丈夫なんだ、とすっかり安心していたから、まさかこんな展開になるとは全く考えていなかった。でも、見たくもないあの会見を、じっくり見ればみるほど、これは事実なのだ、彼らが決めたことなんだ、ということしかわからなかった。それからあたしは、考えることを放棄した。彼らの決めたことを、粛々と受け入れるしかないと思ったから。おたくが考えて何かがわかるわけではない。そういったドライな気持ちで過ごしていた。19年末の5×20に行ったときは、10年ぶりくらいにアリーナ席で見られて、やっぱり嵐って本当にいるんだなぁ、と沸くくらいに満足して、友人とも、必ず来年も会おう、と約束して帰った。

そのまま、2020年も過ごすはずだった。

しかし、未曾有の事態となった世の中が、それを許さなかった。騒ぎ始めたころに来たアラフェスの申し込みはスルーした。今はFC1名義しかないので、年末にいつも通りツアーあるだろうし…と思ったから。しかし、その後、世の中は瞬く間に変わった。

そんな中、自分としては、夏ごろに突如としてSixTONESにハマるという大事件が起きた。嵐の休止イコールジャニオタ休止、なんだ、と信じて疑わなかったのに、あろうことかこのタイミングで、若いジャニーズがあたしのところにやってきてしまったのだ。お出かけできない閉塞感やら、仕事や子供、さまざまなストレスは、体重増加だけでなく、長年眠っていたおたく根性も呼び起こしてしまったようだった。眠っていただけで、なくなったわけではなかったあたしの中のおたくは、すぐに勘を取り戻し、あっという間に暴走していった。今の時代のおたくの仕方を学びつつ、おたくとしてあまりにも魅力的なコンテンツであるジャニーズJr.チャンネルに、たった半年で、ここまでのところまで持ってきていただいた。今ではどっぷりJr.担である。

現場が再開できる目処が立たないため、秋から、それぞれのグループが行う予定だった単独公演も、続々とオンラインで配信されていった。悲しいけれど、裏を返せば、興味のある誰しもが、当落気にせずライブを楽しめることになったのだ。嵐のコンサートは、とにかく行くために必要なチケットがなかなか手に入らないというのが最大のストレスだった。しかも、子持ちは行ける公演が限られる。旅行がてらちょっと北海道、とはいかないから、どうしても東京を当てなきゃならないってのもキツかった。自分だけの力では、到底毎年参加なんて無理だった。いつも手をさしのべてくれた友人には心から感謝している。

話が逸れたが、嵐も例外なく、春から流れていたアラフェスを配信で行うことになった。ジャニーズの配信は、基本アーカイブをしないというアコギな商売なので、嵐の規模だと止まったりしたらどう補償してくれるのか、なぜFC限定でも膨大な会員数なのに、一般も見れるのか、などが気になった。今にして思うと、アラフェスは年末に向けての壮大なリハーサル、みたいな側面もあったのではないか、と思う。結局、アーカイブではないけど、リピート配信という仕組みができたのは嵐のおかげだと思う。しかしこれは、どの公演にも例外なく導入すべき、とも思う。

配信公演については、あたしは肯定派。通常だったら行けない公演を取りこぼさないで押さえることができる。自分みたいな地方の主婦ヲタは行動力が低いから、こんなあたしでもトラジャや他のJr.のライブや舞台を見る機会を得られたのは、配信があったからこそ。もちろん、現場の高揚感や、自担マルチアングルしたい!などの欲望は尽きることはないけれど、それについては、次に現場に行けるときに、余計にありがたみを感じられるんじゃないかと思う。時代が作ってくれた利点なので、今後現場が通常営業になったとしても、地方ヲタのために配信事業は続けてほしいと思っている。かなりの設備投資もしただろうから、よろしくお願いします。

逆に、無観客を見たあとにお客がいる公演の円盤とかみると、お客がいてこその笑顔とか、C&Rとか、これまでは早送りポイントだったお手振りしてる表情とかすらもいいな、と思える感じがあって、歓声は演者の力になることを実感する。早く、キャーの中で歌い踊るジャニーズくん達を見たいな。

 

なかなか本題にたどり着けないが、もう一つだけ。嵐さんの今回の配信にあたり、たくさんの仕掛けが作られた。皆さんがどこまで活用したかはわからないけど、まず、YouTubeで準備だTVの配信があったのは、とても楽しかった。活動があと少し、ということを惜しむかのように、昔ながらの仲良しあらしちゃんが画面の中にいた。低予算の深夜番組の頃のようなテンション、長いファンにはたまらない感じだった。ふと思ったけど、YouTubeの規模感って、昔の深夜バラエティーに近いのかもしれない。おたくがJr.チャンネルの企画ものを喜ぶのは、それとつながっていたりするのかも。話は逸れたが、ともすればわざとらしくなってしまったりするところを、全くそれを感じさせないのは、いろいろ言われるけど、日頃からの彼らの関係性を物語っているのだ、と思っている。彼らが必死に考えてくれたのであろう、精一杯の双方向。気恥ずかしかったりで、自分は参加はできなかったけど、気持ちは十分に伝わってきたよ。

でも。いよいよ嵐が止まってしまうのだ、というのが、いろんな面から迫ってきていて、この準備だTVも、その気持ちを増幅させていくきっかけの一つだったかもしれない。

 

長すぎるので、本編の感想?は次のエントリにて。