日々是精進

基本的に、ひとりごと。

少しは、恩返しができたかな


えっと、少し時間があいてしまいましたが、やっぱり感想くらい
残しておこうかな、と思います。
私は、事前に原作というか実際のお母様の手記を一読しておりましたので、
そのベースにたっての感想になります。


それよか、番宣します!ってWebにもしっかり載せてる割には
みのとか扱い悪かったよね・・。編集したら30秒だった(おぃ)。
まぁ、ただのSPドラマなんだし、と言われてしまえばそうなんだけど、
3時間みっちり録画して、最大速で早送りしてたら一回見逃したよ・・・。


話逸れましたが以下感想です。長いので隠しておきます。




北原和憲くんという青年が、図らずも、自分の生きた証として
残していったたくさんのものを映像化した作品です。
亡くなったあと、お母様が闘病生活のことなどを手記にされて出版した
ものが原作となっています。それを、二宮さん的にいうならば、
「色あせないように切り取ったカンジ」でドラマ化したもの。


実在の人物を演じることについて、相当の思い入れを持ってお仕事に
臨んだ二宮さんのストイックな姿には、打たれるものがありました。
こういう目線で見ることを本人が望んでいないことは十分にわかって
いるのですが、どうしたってそう見えてしまうものは仕方ない。
だってさ、本当にだんだん痩せていくんだもん(泣)
食事制限をして云々・・は聞いていたことだし、レギュラー番組を
みていても明らかに痩せてるのは感じていたけど、それがどのくらい
リアルなものだったのかが伝わってきて、その心意気に泣けました。
名前も、「カズ」という呼び名でドラマ内では統一されていたので、
本人もカズだから、違和感なくすんなりと入ってきましたね。
本当はお友達からは別の呼び名で呼ばれていたようですが、色々紛らわし
かったりするので、統一したのはよかったんじゃないかな、と思います。
お髪のことももちろんですし、彼の役作りからはじまったこのお仕事に
対する姿勢や足跡なんかをしっかりと確認させていただきました、と
いう感じです。和憲くんを思って、しっかりと涙させていただきました。
次の日は、目が半分しか開いてない感じがしてた・・ので、メガネにした(おぃ)


大竹さんとの息のぴったりさは当然のこと、この子に「にのくん」って
呼ばれてんのか〜、と思うほど年下には到底見えない勝地くんや、
顔は全然似てないけど自然にお兄ちゃんっぽかった高橋くんとのシーン、
相変わらず笑顔がさわやかで、和憲くんの心のマドンナにはぴったり
だった池脇千鶴ちゃんも、他の皆さんも、なんていうか、心配なしに
観られるな、と思うキャストの方ばっかりだったので、安心して拝見
させていただきました。ありがとうございました。



でもさ、素晴らしいドラマだったと思うんだけど、毒も吐いていいっすか?
っつか、書いてしまいますけど。
構成とか、演出とか、もう少しどうにかならなかったのかな〜??って
思うところが多々ありすぎました。どこがどこが、とピンポイントで突いて
いくことはしませんが、ラストシーンは涙が引っ込んだとだけは言っておく。
青空に浮かぶって、どないやねん・・・(絶句)
そしてあのヅラ@和くんは、笑っていいところだったんだよね!?!?
エンドロールで、実際の和憲くんの写真などが使われていてまたいい感じ
だっただけに、あのラストだけはちょっとナシだなぁ、と思いました。
そういう感じで、何ていったらいいのかな、古めかしすぎる手法、とでも
いいましょうか、そういうのが随所にあって、あちゃ〜・・って思いつつ
観ていた部分で不意に素に戻ってしまったりする自分が悔しかったの。
もったいないんだよー、これだけ役者揃えて、その役者同士の関係性も
元々仲良しっていう奇跡的に素晴らしい状況だっていうのに、それが
活かされてないカンジをこちらが受けてしまうことが。
このドラマが決まったころに多分いちど書いていると思うのですが、
「役者は必ずいいもの出してくるから、作る側はそれをしっかりと受け止めて
納得できるものを世の中に送りだしてほしい」
みたいなことを。
まさにその部分だったですね。ほんとうにもったいない・・。



でも、今回の放送を観られなかった人にも和憲くんの人生を知ってもらいたいし
それを演じたウチのハリウッドスターの演技もカタチとして残って欲しいなぁ、と
思う親心は変わりませんので、是非にDVD化を希望します。
特典映像とかは期待しないからさ。楽しいに決まってるメイキングとかも
残っているなら入れてもらっても全然嬉しいんですけど(何様?)



最後にぐだぐだと文句たれましたが、二宮さんにとっていいお仕事だった
ということは事実だと思います。もちろん、自分で自分を褒めていいよ。
と思うし、外野席からも、届くかはわかんないけど惜しみない拍手を心より
送り続けたいと思います。感動をありがとう。