日々是精進

基本的に、ひとりごと。

相棒

始まりましたね新シーズン。最初から観たかったので、早めに帰って
さっさと食事を済ませました(おぃ)
導入はわかりづらかったけど、ものすごい挑戦的な意欲作だったと
思います。これを作るとは、さすがはテレ朝って思った。
極端なバッドエンドではあるけれど、可能性としてこういうことが
ないとは言い切れない、という点と、報道に対する対策、裁判員
人権保護など、問題と思われる点を洗いざらいチクチクと挙げていた。
やりすぎ、って思う人もいるかもしれないけど、これくらい刺激的で
ないと、この問題の大きさは一般には伝わらないんじゃないかと
思うので、ドラマらしく大袈裟なところもプラス要素だったと思います。


実は私も裁判員制度については思うところが多々ありまして、
まずは1年半後くらいから開始します、と言っている割に、国民に
あまりにも浸透していなさすぎる点。そんな状態で、ある日突然
あなたは裁判員に選ばれました、と言われる可能性が十分ある、という事実。
選ばれた裁判が、もしも冤罪事件だったらば・・・。
選ばれたら、裁かねばならない。それって、ものすごく怖いです。
無作為に選ばれて、否応なく責任の渦に飲み込まれるような感じがします。


しかも、色々調べていると、けっこうな確率で、宝くじに当たるよりも
ずっと高い確率で裁判員に選ばれる可能性があるんです。
そして、みんながそれをまったく認識していないという現実。
現にうちの母親も、絵空事としてしか捉えられない、と言ってたけど、
そういう人々が裁判員に選ばれていく、ということなんですよ、これからの時代。
法務省は、もっと時間とお金をかけて、国民に啓蒙していかなければ
1年半後に開始してみて、今回のドラマのようなことが起こるかも、と
までは言わないけれど、絶対に大変なことになります。
それだけの労力を費やしてまで実施する必要性のある制度なのか、
そこからまず考えていただきたいと思います。
まぁ、決まったからにはやるんだろうけどね。それでもね。


このように、私は結構真剣にこの制度の導入について考えていたり
するわけですが、皆さんはどうでしょうか?考えたこともない人の
ほうが多いんじゃないかと思います。
でも、選ばれたらよほどのことがない限り断れないんだって。
勝手に選ばれてるのに、ですよ?
少しでも今回のドラマを観たことが、裁判員制度について考えるきっかけに
なってくれたらいいな、なんて何故か思ってしまっている私でした。