日々是精進

基本的に、ひとりごと。

新規ヲタのTrackONE IMPACT初見感想

 TrackONE IMPACTの円盤がやっとおたくの手元にやってきました。色々な情勢の変化に呑まれながらも、彼らが、1stコンサートと銘打てる唯一の公演を、観客ありで映像に残せたことは、とても運が良かったのではないか、と思います。公演は出来てても、撮影できてなかったらダメだっただろうし。観客と歓びを分かち合うかのような雰囲気と一体感が、ライブの間にも常に漂っていて、無観客では、こうはならなかっただろうな、というものになっていたと思います。本人たちにとっても、終わらせられなかった公演を昇華する意味でも、リリース出来たのは大きかったんじゃないかと推測します。

 この頃は無観客の配信ライブも見慣れてきたから、これはこれでアリだな、と思う部分もたくさんあります。カメラの向こう側に向かって100%で来てくれるから、現場に行けないストレスがないし、お手振り曲もないから、その場にいる方への羨ましい気持ちも起こらないという圧倒的利点もあります。正直なところ、ライブ映像観るたび、余計なキャー要らね。って、ずっと思ってました。

 だがしかし、キャーもワーもまったくない空間で懸命にパフォーマンスしてる姿をみていると、それはそれで切なく感じてしまった。のも実感であります。トラジャのENTER1234567の感想もためてるんだけど、配信コンサートとして最高級クオリティのものをいただけたと思ってますし、大変満足してますが、ここでキャーされたかっただろうな!ってところもいっぱいあり、キャーされて、さらにテンション上がった彼らも見てみたいと思ってしまったのも事実です。キャーは、決して余計なだけではなかったのですね。我々も一緒にコンサートを構成していたんだ、と思えたのは今年の収穫でもあったと思いたい。

 話を戻して、わたしはSixTONESのライブをパッケージで観られたのはこれが初めてです。なので、2回目観る前に純粋な初見の感想を残したいと思います。違ってるところもあると思うけど、あくまで初見の想いです。

 

 全体を通した感想は、完全に彼らの世界観が出来上がっていて、ジャニーズのコンサートじゃないみたいだった。いちばんビックリしたのは、踊る曲でも口パクが基本なさそうに感じたこと。以前誰かが、オレらはあんまりガシガシ踊らない、って言ってた理由がわかった気がした。マジで歌っているから、だ。私が今まで観てきたジャニーズのコンサートは、歌っていたり、曲を流していたり、場合によっては被せていたり、場面で使い分けているイメージだった。近年は生歌志向に進んでいるので、SixTONESだけが、というわけじゃないのだろうけど、それにしても、生歌がすごいと思った。配信ライブでは危うさを醸し出していたたろちゃんも、全然素晴らしかったので、あのときは何かトラブルがあったりしたのかな、と思った。歌が売り、というのは知っていたけど、正直ここまでやってるという認識はなかった。ナメててすみませんでしたとひれ伏したい気持ちでいっぱいであります…。

 ダンスで魅せる、という曲は少なめだと感じたが、踊りが下手なわけじゃないし、彼らはダンス以外でも魅せる術を身につけている。身にまとうオーラとか雰囲気みたいなものだけである程度何とかなってるのがすでにスターだな、と思う。そして、曲もいい。彼らでしか扱えないような曲から、さわやかなポップスまで。まだ正式なデビュー前なのに、ほぼ持ち歌というのも歴史を感じずにいられないが、歌スキルの高さと合わせて2、3曲バラードをまとめてきても休憩タイムにならないのもステキだと思う。でも、MCはだらだら喋らないで、時間で切り上げたほうがよいと思う。電気消されるのも楽しいけど、きょもはきっとイラっとしてると思う笑

 

 ここから私情感情入り込んできます。ステージの造りはシンプル。外周はあるけどリフターもムビステも入れてない。スタトロはアリーナとスタンドの隙間じゃなくて、スタンドの細い通路を走ってたから、しかも2回行ってたし、スタンドだったらルンルンだなと思ったし、アリーナ後列だったら泣いてたな、と思った、現場の血…その場にいないのにいたらこの辺に居たい、と自動的に考えてしまう。三子のたましい百までを地でいく人生、ある意味あっぱれ。

 んで、やっぱり最後のダブルアンコの場面になるんだけど、お兄ちゃんたちが総崩れの中、最後までずっとニコニコ見守り続けた森本慎太郎くんがあまりにも良い子で、彼らしくて、胸いっぱいになって終わった。だから、現在も最終的な感想が全部そこに持っていかれている状態。これだけ色々なこと感じながら観てきたのに、余韻はしっかり心掴んでいくたろちゃんにあっぱれ。

 もう、何がって、ただ泣かずにニコニコしてるだけじゃなくて、あの子は余計な言葉をまったく発せず、お兄ちゃん達が強がってるのを静かに見守り続け、ずっと備えてるんですよ…なんて有能な末っ子なんだと思いませんか??何事もなくはける流れになっても、最後の最後まできちんと見守って、これで大丈夫、となったところでニコニコしながら黙ってはけるんです。何も喋らないのが男前すぎるのよ。こういうときは、我慢しないで君だって泣いていいんだよ!って思うけど、こうしてしまう、こうできてしまう子だからこそ、あたしは慎太郎が好きで仕方ないんだ、と改めて思い知らされたというか、そんな感じ。

 

 まあ、しょうがないです。あたし、慎太郎のファンなんだから。感想は偏るものです。

 

 これから特典映像見たり、何度も観るうちに、今回は見えなかった色々なものが見えてくると思いますが、純粋に初めて観たSixTONESのコンサートの感想を書き留めておきたかったので。まだまだ生きるつもりだけど、このブログは長い目でみた終活のつもりで書いてる面もあるから笑 いざ死ぬかも、ってなってきたら人生振り返りたいじゃん。楽しかったこと色々。

 とりあえず、新しい人生の目標として、この人たちのコンサートを目の当たりにしたい、というものが設定されました。タッチとか、客席の歓声とかを見るにつけ、まだしばらくは難しいのかな、と思ってしまうけど、願わくは会場がアリーナのうちにお会いしたいな!ジャニコンはアリーナが最適なの。それだけは間違いないのは知ってるから。

 

かなり雑多ですが、今日明日で余裕があれば特典に突入したいと思ってるので笑、このへんでまとめたいと思います。