arashi marks ARASHI AROUND ASIA 2008

パンフを読むまで知らなかったのですが、国立競技場でコンサートが
できるのは、年間１組のみだそうです。
そんな中、今年の１組が彼らだったこと、その意味を感じることが
できた、と思います。今、あの地に立つべきは間違いなく彼らでした。

とかいいつつも、それほどガーっとテンション上昇しているわけでも
ありません。ゆっくり、じんわりと感じて、祭りを楽しんできた感じ。
心配された天気も何とか持ちこたえ（最後にちょっとだけ降ったけど）
野外ならではの醍醐味も存分に堪能でき、それほど暑くもなく。
夏の終わりの嵐祭り、大成功だったといってよいのではないかと思います。
相当お金もかかってましたしね〜。絶対今回は赤字に違いない豪華さ。
装置だけでなく、バンドまで連れて出ちゃったもんだから、まぁ。
若干約１名の願望が色濃く感じられた面は否めないのですが、やはり
生バンドはいいですね。でも、歌がもうちょっと安定したら…
と思ってしまうのは、きんきさんとか見ちゃってるせいですかね。

兄さんコンと違い、会場を横使いにしたことで、おいてけぼりを喰らう
埋もれアリーナが劇的に減り、しかもクレーンや外周ムービングでスタンド
にも近づこうと努力してくれる。そしてあの聖火台の演出とくれば。
広いところでも、嵐らしい心意気が満開な演出に感動しました。
聖火台の演出は、今年だからこその感が特に強いところでした。
翔さんが直前まで北京にて、直接五輪を感じてきたこと。
それがなければあの演出に今回ほどの重みは出せなかったでしょう。

噴水あり、花火あり。ちびっこも含めてＭ．Ａ．Ｄ．も久々の全員集合！
祭りとしては文句のない出来でございました。

細かい感想とかはまた時間があれば書きたいと思います。

ただね、いい加減選曲に飽きがきてます。
もちろんアジアツアーのセットリストだからそれなりにシングルだらけ
なのは仕方ないと思うよ。向こうの人のためのライブなんだから。
それにしても、もう一捻りできないものでしょうか？
もう、前回のＡＡＡからずっと同じものを観ているような気すら
してしまうんですが…。それが盛り上がるっていうのはわかってるし
だからこそ大きな祭りに失敗はできないっていうのもわかるけど、
もう少し、少しでいいから冒険心を出してくれないと、行けば常に
満足って思えた頃がなつかしくなってしまいます。
言葉では、昔からのファンも大切にしてる、って言ってくれてるけど、
コンサートの選曲に関しては、どうにもそうは思えないんだな。
次の曲を容易に予想できてしまうのってどうなのよ？って感じ。

松本様の構成力には何ら異論はございません。素晴らしい才能だと思います。
でも、同じ頭が考えたものって、どうしてもマンネリ化してしまうと
いうか、考えが固まってしまうものだと思うんです。
１０周年は、パートごとに各自分担するとか、新しい頭を入れた構成を
期待せずにはいられないのですが…。
そういうところは仲良しだからといって、なぁなぁにしてほしくない
ところです。
スマだって、中居が作ってた頃が鉄板だと今でも思ってるけど、
あのままずっと中居が作り続けてたら、それはそれで行き詰まりして
いたんだと思うんですよ。でもこっちは、外部を入れてだんだんと
らしさがなくなっていってしまったという完全なる悪例なので、
できれば内部でするスタンスは崩さないでいただきたい、ともう一つ
ワガママを申しあげたい次第です。

あとは、広いところでもできるだけ近づこうとしてくれるのは
すごく嬉しいのだけど、踊るところはがっつりと踊る、見せ場を
入れてほしいのです。広くなると、回るのに時間がかかるから
仕方ないのだけど、がっつりしたダンスナンバーをこの頃あまり
観ていない気がしてならないので、会場は広くても仕方ないけど
そういう見せ場を一カ所どかんと作って欲しいです。
欲を言えばアリーナクラスの会場で観たいけど、それが叶う状況かと
言われると答えに窮する状況なのは痛いほどわかっているので。

好きだからこそ、これからもずっと応援していきたいからこそ、
要望も募ってくるものです。
全てをチャラにする解決策はないのだろうけど、こっちももちろん
妥協はしますし（笑）、なので、マンネリの上にあぐらをかいて
しまうのだけはやめてほしい、と強く思います。

アジアツアー、いってらっしゃい！
オフィシャルツアーが当たったら、異国の地まで押しかけさせて
いただく予定でございます（笑）