日々是精進

基本的に、ひとりごと。

なかったことにしたくないから

先週のMUSIC DAYの嵐さんの振り返りコーナーで、ひとつだけ納得できないことが。

CDが売れなくて握手会したのがハダシのときっていう紹介で、売れたのがWISHから、ということになってたんですけど、確かに花男から流れが変わった感はあったけど、WISHがターニングポイントって思ってるおたくは少ないと思いますよって点。

たしか、記事があったと思ってさかのぼってみたら、当時長い記事はサイトにアップしていたので、サイトが消えてて記事なくなってた(泣)

でも、こんなこともあったんですよという記録は残ってたので。

 

omiyask.hatenablog.com

 ここにあるように、WISHの発売日は、今年いろんな意味で話題となってしまった修二と彰青春アミーゴの発売2週目にぶち当たり、よもやの敗北の可能性が色濃くなってきたことにより、急遽握手会付きでCD売ったんですよ。それで1位をなんとか守ったの。確か、金曜の夜、花男が終わったころに友達から電話来て、どうする?ってなって、結局すぐに行くことにして、みたいな感じで土曜日徹夜して日曜日に幕張で朝から並んだ。何回でも並べたから、朝一から夕方までで3回並んで、最後にかずなりに「生きててよかった!」って伝えられてもう感無量、っていう出来事がありましたんですよ。長い一日のドキュメント作文が消えちゃったのは悲しいけど、記憶にはしっかりと残ってるなぁ。

ここらへんはまだまだ「あたしらが嵐を売ったる!」っていう気持ちがとても強かったし、なんとなく兆しが見えてきた気がする、と思える時期でもあったので、自分の中でのおたくの熱量が強かったころでした。

それでも、レギュラー番組は終わるし、あんなに素晴らしかった夏コンが映像化されなかったり、推されてない感がまだまだ強くてはがゆい時代でもありました。

おたくをしていて、何か変わったぞ?と肌で感じ始めたのは、2006の夏コンが1日3回公演になったりとかはあったけどチケットは全然取れてたので、次のアジアツアーの凱旋コンから、一気にチケットが取れなくなったところからですかね。次の夏も引き続き取りづらい状況ではあったけど、それなりに行けてたからあまり不自由も感じてなくて、しかも、2008は初のドームツアーだったので、まだまだチケットは取り放題でした。ここまでかな、思ったとおりにツアーに参加できてたのは。2009の10周年からは、ドームでも国立でもチケット取れなくなったんですよね。現場にいた実感では、このへんがもっとも歯がゆかった時期。その後はあきらめも入って、取れたら行く的なスタンスに変わっていき、ほぼ休業状態に入っていったという。

 

このへんの微妙なニュアンスは、彼らの長い歴史を振り返る中では些細なことかもしれないし、このときアミーゴに負けないように頑張って握手会したこととかは敢えて触れなくてもいい部分なのかもしれません。でも、現場にいたものとしては、ここんところが人生でいちばん熱かった時期だったんだよ、っていう思いもあるので、なかったことにはしたくないな、って思ったんですね。だって、この握手会けっこう壮絶だったんだよ。松本さんは絶賛花男撮影中だったから、朝と夕方しか会場にいなかったからね!昼間の握手は4人だったから。一緒に並んでた松本担の友達が、昼間用事で抜けて戻ってきて夕方の回あと少し、っていうところまで来たところでまさかの松本さんお戻り!ってなって泣いたりとかしてたからね。あと、相葉担の友達が、まさかの相葉さんの前でよろけて手を取ってもらい、しばしリア恋状態になったりだとか、いろいろあったなぁ。あたしも徹夜で朝から晩まで並んでフラフラで、最後の1回のときにかずなりに「あたし生きててよかったよ!」って言ったら、かずなりも「俺も生きててよかったよ!」って返事してくれたりさあ。ほんとに生きててよかった、って心から思ったのってその時が初めてだったかもしれない、ってマジで思ってるくらいだから←

 

なんか、健康診断でちょっとひっかかったりすると、平均の約半分は生きたわけだから、いつ大きな病気してもおかしくないんだなぁ、とか思うと、やっぱり生きた記録は残したいっていう気もちになったりもして。だから、現在の慎太郎に侵食されてる脳みそのことも、嵐やすまが大好きで一生懸命だったころのことも、思いついたらここに記しておくことにしました。別に今回大きな病気が見つかったわけではないんだけど、なんだかね。

 

で、こないだ、ふと気づいてしまったですよ。

オタクごとは嬉々として文章にできるのに、なぜ子育てはまったく記録できなかったのか?それは、若いころに、延々と考えていたアイデンティティの問題にまで行きつくことなんだって。要するに、オタクの自分が私が私らしくいられる自分であって、親である自分には全然自信もないし、人様に知らせられるような子育てがまったくできてない、って思ってるんだってことに。そしたら、すごくいろんなものがすとんと腹に落ちた気持ちになれました。

やっぱり、自分らしくありたい。それにはおたくをしてることが必要なんだって気づけたのも、慎太郎のおかげかな。ありがとね。うちの息子も慎太郎みたいにステキな男に育てたいな、というのがこの頃の最大の子育てモチベーションです笑